2026.05.26
『Betimo杯ルーキーシリーズ[FⅡ]』を終えて
皆様、こんにちは!
今回もコラムを担当させていただきます、吉田輪太郎です。
どうぞよろしくお願いいたします。
平塚競輪場では、05/22(初日)から05/24(最終日)までの3日間にわたり、『Betimo杯ルーキーシリーズ[FⅡ]』ナイター開催が行われました。
今開催のルーキーシリーズでは、129期・130期の新人若手選手たちが中心となり、初々しさの中にも力強さを感じさせる熱いレースを繰り広げてくれました。デビュー間もない選手たちによる積極果敢な仕掛けや、最後まで諦めずに踏み続ける姿は、多くのお客様の視線を集め、これからの競輪界を担う存在として大きな期待を感じさせる内容だったと思います。
特に、若手選手ならではのスピード感あふれるレース展開や、思い切りの良い先行勝負、真っ直ぐな気持ちが伝わってくる走りは、ルーキーシリーズならではの大きな魅力だったのではないでしょうか。まだ経験の少ない中でも、自分の持ち味を精一杯発揮しようとする姿には、多くのファンの皆様も胸を熱くされたことと思います。
また、A級1・2班戦では、経験豊富なベテラン選手たちが存在感を発揮しました。長年培ってきた巧みなレース運びや、一瞬の判断力を活かした駆け引き、そして冷静沈着な立ち回りなど、若手選手とはまた違った魅力ある走りを見せてくれました。レースの流れを読み切るベテランらしい技術の高さには、改めて競輪の奥深さを感じさせられました。
若手選手たちの勢いと、ベテラン選手たちの円熟味ある走りが交差した今開催は、3日間を通して非常に見応えのある開催となりました。
そして、最終日には3つの決勝戦をメインとした注目のレースが行われました。
まず初めに、9レースA級決勝戦で優勝をした選手は・・・
宮城県 123期 菊地圭選手でした!

号砲が鳴り、③➅⑦ ➀ ② ⑤④ の並びから、始まります。
レースが大きく動いたのは、残り2周の赤板前でした。後方に位置していた5番車の船瀬惇平選手が前へと上がっていき、そのまま先頭に立って主導権を握ります。先頭が入れ替わると、⑤船瀬選手の後ろとなる3番手では、内を3番車の伊原克彦選手、外を1番車の中川聖大選手が並走する形となり、お互いに位置を譲らず激しい位置取り争いが続きました。
その後、⑤船瀬選手が徐々にペースを上げながら先行態勢に入っていくと、残り1周を迎えたところで①中川選手が一気に踏み込み、力強く前へ出て先頭を奪います。しかし、その動きを見逃さなかったのが2番車の菊地圭選手でした。②菊地選手は鋭いスピードで追い上げると、①中川選手に迫る勢いのまま豪快な捲りを放ちます。
②菊地選手の勢いは最後まで衰えることなく、後続を大きく引き離して堂々の1着でゴール。続く2着には最後まで粘り強く踏み続けた⑤船瀬選手、3着には先行勝負を見せた①中川選手が入り、3連単『2-5-1』での決着となりました。
残り1周からの鋭い捲りは圧巻でした。特に、追い上げてからそのまま力強く伸び切った脚は本当に素晴らしく、力強さと勝負強さが際立つレース内容でした。
改めまして、優勝本当におめでとうございました!

続きましては、10レースⅬ級ガールズ決勝戦で優勝をした選手は・・・
千葉県 130期 川上いちご選手でした!

初手の並びが⑤ ③ ➀ ② ➆ ⑥ ④で始まります。
レースが動いたのは、残り1周半の打鐘でした。7番車の緒方詩央里選手が前へ出たことで、各選手の動きが一気に活発になります。
迎えた残り1周では、3番車の山田南選手と4番車の川上いちご選手が主導権を巡って激しく踏み合う展開となり、両者とも一歩も譲らない力強い攻防を見せました。そんな中、その後ろで冷静にレースを進めていたのが1番車の清水美海選手。前の踏み合いを見ながら脚を溜め、チャンスを伺います。
残り半周となると、踏み合いを制した④川上選手が先頭へ躍り出ます。そのまま勢い良く最後まで踏み切り、後続を振り切って見事1着でゴールを決めました。続く2着には、③山田選手の後ろから鋭く伸びた①清水選手が入り、最後まで粘り強く踏み続けた③山田選手が3着。
3連単『4-1-3』での決着となりました。
勝負どころで見せた思い切りの良さと、最後まで衰えなかった力強い踏み脚には、川上選手の強い気持ちと勝負根性が表れていました。激しいレースを制して掴み取った今回の優勝は、多くのファンの皆様の心に残る素晴らしいレースだったと思います。
川上いちご選手、優勝おめでとうございます!

最後に11レース A級男子新人アドバンス決勝を優勝した選手は・・・
三重県 129期 伊藤京介選手でした!

レースを振り返ります。
号砲が鳴り、初手の並びが③ ➀ ② ④ ⑤ ⑥ ➆で始まります。
レースが大きく動いたのは、残り1周半の打鐘でした。後方に構えていた7番車の坂井央雅選手が勢いよく前へ踏み上げ、一気に先頭へ立って先行態勢に入ります。
しかし、迎えた残り1周では、⑦坂井選手の番手にいた3番車の沢田桂太郎選手がすかさず動きを見せ、自ら先頭へ出て主導権争いを仕掛けていきました。レースは一気にペースアップし、各選手の動きが激しくなります。
さらに最終2コーナーからは、③沢田選手の後ろでチャンスを伺っていた1番車の中村嶺央選手と2番車の伊藤京介選手が鋭い捲り勝負を展開。両者のスピードある攻防が繰り広げられる中、残り半周で②伊藤選手が力強く先頭へ躍り出ます。
②伊藤選手はそこからさらに加速し、後続を寄せ付けない伸び脚を見せると、そのまま押し切って見事1着でゴールを決めました。続く2着には最後まで優勝争いを演じた①中村選手、そして3着は最後伸びてきた6番車の柳沼鼓太朗選手が入り、3連単『2-1-6』での決着となりました。
最終2コーナーからの鋭い捲りは圧巻でした。中村嶺央選手との激しい優勝争いの中でも、しっかりとタイミングを見極め、残り半周で一気に先頭へ立った走りは非常に力強く、勝負強さを感じさせる内容だったと思います。
伊藤京介選手、優勝おめでとうございます!

次回の開催は6月3日~6月5日の『前検日コメならウィンチケット杯[FⅡ]』ミッドナイト開催です。
次回はミッドナイト開催なので無観客での実施となりますため、場内へご来場いただくことができません。レースの模様はオンラインライブ配信や専用の視聴サービスを通じてお楽しみいただけます。ぜひオンライン観戦で、選手達へ暖かいご声援を送っていただけましたら嬉しいです。
この記事を書いた人

- 吉田輪太郎

