５月２９日からの平塚競輪は、ウィンチケット杯として行われるミッドナイト開催。今期も終盤に入ったこの時期に昇降格が懸かる選手などは特に注目となる。

　１、２班戦の地元南関勢は機動力不足が懸念されるが、ベテランの小林則之(静岡)が経験生かした走りで先導役となる。ホームバンクの荻野哲(神奈川)、柴田功一郎(神奈川)も気合い十分で挑むだろう。北日本は特選スタートが濃厚な佐々木吉徳(秋田)―小笠原昭太(青森)が中心。関東は戸辺捺希(埼玉)や今井聡(東京)らの状態次第では高橋泰裕(埼玉)や矢島一弥(群馬)らにもチャンスは出てきそう。遠征勢は戦力不足な感が否めない。土岐幹多(岐阜)や市村昌樹(兵庫)らがキメ脚発揮できれば。

　チャレンジ戦は地元の添田龍児(神奈川)に期待。初優勝したこのバンクで力を発揮できるか。添田の地元Ｖに待ったをかけるのは、同期の長谷川飛向(東京)。だいぶ力を付けており、近況は常にＶ候補の一角。同じく同期の比佐宝太(福島)も先行基本にだいぶ戦い方の幅も広がってきた印象だ。同期３名のＶ争いとなりそうだ。