6月29日から開催される平塚競輪は当所ではじまったガールズケイリンの十周年を記念されて行われるオールガールズシリーズ。通常開催のポイント制での勝ち上がり方式ではなく、予選の着順で勝ち上がりを決める6レース制のトーナメントが二つの12レースでの開催となる。豪華メンバーが多数集結し、初日から白熱したレースが繰り広げられる。

　トーナメントＡはかなりの激戦。ハイレベルで安定した成績残す児玉碧衣が中心と見られるが、先日通算500勝、ガールズ開催地全場制覇の偉業をやってのけた石井寛子も勢い十分で、持ち前の勝負強さ発揮でＶ戦線に名乗りをあげる。更には佐藤水菜、太田りゆのナショナル組も二名参戦。世界を相手に戦う脚力を本業の競輪でも爆発させて存在感を示したいところだ。他にも実力者が揃い、着順での勝ち上がりなら波乱の目も。

　トーナメントＢも力と技の激しい攻防が予想される。スピード勝負ならナショナルチーム所属の梅川風子が一枚上とみるが、いわき平のガールズコレクションを制した柳原真緒の勝負強さからも目が離せない。更には当所好相性の坂口楓華の自在性や、ホームバンクで気持ち入る尾崎睦の機動力も軽視できない。尾方真生は松山での落車が気掛かりではあるが、元気に参戦なら優勝争いに絡んでくる可能性大。