１２月９日から競輪アプリウインチケット杯として行われる平塚競輪は７レース制のミッドナイト開催。

今回は競走得点の上位を自力型が占めており、若手中心のシリーズと言っていいだろう。その中でも得点トップは永井哉多。持ち味の地脚を生かした先行が魅力の選手だが、今は状況に応じて捲りも駆使。その場に合った組み立てで９月函館以来の優勝を狙う。同じく前期二班の川野深は７月、８月の成績から見れば近況は物足りないが、力はあるので捲りで前団をひと飲みする場面も十分ある。

１２５期ルーキーの中で点数上位は小田恭介、福田健太の東北両者。ともにダッシュタイプだが、小田は持ち味を生かした仕掛けで、福田は突っ張り先行も含め、長い距離踏むことを意識している様子。同地区なのでともに勝ち上がった時はどうするか。高野信元は本デビュー戦の大垣、連勝で優出と上々の滑り出しだったものの、その後三ヵ月以上欠場。これまでにどこまで状態が戻せているかがカギとなる。

さらに野上竜太にも注目したい。富山、高松の優勝はいずれも番手戦でのモノだが、本来は先行主体の走りが主戦法。巧みなペース配分で相手を翻弄したいところ。

地元は渡辺馨、浦野慈生らが参戦。同じ南関地区の自力型との連係が基本となるが、今回は自力型が少ないので、場合によっては他地区との連係も。まずはしっかり追走して地元優出を目指す。