令和四年の最初の開催はＦ２ガールズシリーズ。今節の優勝候補筆頭は泉慶輔だろう。前期のＳ級戦でもキレッキレの動きを見せており、不利な展開からでも直線突き抜けるシーンを多く目にした。Ａ級戦では差し脚が一枚も二枚も上で、目標のあるなしに関わらず連日アタマで狙える一人だ。日当泰之、猪狩祐樹らとラインを組めば信頼度は更に高まる。

　結束力で挑むのは関東勢。福田滉がキレ鋭いカマシ、捲りを決めれば牛山貴広、更には吉田勇人らにもチャンスは出て来る。

　迎え撃つ地元南関勢も軽視は出来ない。能代谷元、本多哲也の頑張り次第では実力者渡辺秀明が直線差し脚発揮で抜け出す場面も。

　チャレンジ戦のＶ候補は地元吉原友彦で揺るがない。アキレス腱断裂による長欠で降格となったが、復帰後は走る毎に調子を上げており実力は一格上だ。自力勝負、マーク戦どちらになっても首位有力。ただ、当所でＶ実績ある上遠野拓馬や、ダッシュ戦で好走する小池千啓らの一発に注意したい。

　ガールズの主力は世界と戦うアスリート佐藤水菜。力を出し切るレースが出来れば人気に応えての完全Ｖ有力も、石井貴子や力付けて来た飯田風音らが待ったをかけるか。