2025.11.24
『競輪アプリウィンチケット杯[FⅡ]』を終えて
皆様、こんにちは!
吉田輪太郎です。
紅葉の時期になってきましたね。
山々だけでなく、街の並木道でも少しずつ色づいた葉が目に留まるようになり、季節の移ろいをしみじみと感じられる頃となりました。皆さまには益々ご健勝にお過ごしのことと存じますが、いかがお過ごしでしょうか。
最近は朝夕と日中の気温差も大きくなり、ひんやりとした空気に本格的な秋の訪れを感じます。日が暮れるのもすっかり早くなり、帰り道にふと見上げた空が茜色に染まっていたり、どこからともなく金木犀の香りが漂ってきたりと、この季節ならではの情緒ある景色に心が和む瞬間が多くなりました。こうした自然の変化を味わいながら過ごす時間は、日々の慌ただしさの中で、ふと立ち止まって深呼吸をするような、貴重で穏やかなひとときですね。
街中でも、落ち葉を踏みしめる音が心地よく響き、歩道には色づいた葉が絨毯のように広がっています。季節がもたらしてくれる彩りに触れる度、秋という季節の豊かさに改めて魅了されます。そして、温かい飲み物を手にしたときのほっとする感覚や、やわらかい秋の陽ざしに包まれる瞬間が、何より贅沢に感じられます。
一方で、季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもございます。どうか無理をなさらず、お身体を大切にお過ごしください。お忙しい中でも、少しでも心安らぐ時間や、ご自身を労わるゆとりを持たれますよう願っております。
これから紅葉が一層深まり、風景が華やかな彩りに包まれる時期がやってまいります。移りゆく季節の美しさを存分に感じていただきながら、暖かなひとときをお過ごしいただけましたら幸いです。
さて、平塚競輪場では11/21(初日)~11/23(最終日)『競輪アプリウィンチケット杯[FⅡ]』ミッドナイト開催が行われました。
11/23(最終日)『競輪アプリウィンチケット杯[FⅡ]』ミッドナイトの最終日では2つの決勝戦をメインとしたレースが行われました。
8レースA級チャレンジ決勝戦で優勝をした選手は・・・
大阪府 127期 松田 安綱 選手でした。

レースを振り返ります。
号砲が鳴ると同時に、まず主導権を握ったのは1番車の松田安綱選手でした。そこから初手の並びは➀⑦③ ② ⑤②④ という隊列でレースが進んでいきます。
動きがあったのは、残り2周の赤板前。5番車の勝俣亮選手が果敢に前へと踏み上げ、主導権を奪いにかかりました。しかし、➀松田選手がその動きをしっかりと突っ張り、⑤勝俣選手はいったん後退を余儀なくされます。その直後、今度は2番車の吉岡優太選手が前団を捉えに上昇。ところが3番車の渡会啓介選手との並走状態となり、3番手位置を巡る激しい競り合いが展開されました。
そして残り1周のホーム線。不運にも➁吉岡選手が落車してしまい、レースは6車での競走に。そんな中でも➀松田選手は動じることなく、自らのペースでしっかりと先行態勢を築き、勝負へと向かいます。
最終ホームからバック、そしてゴールへと続く直線。力強い先行でレースを引っ張った➀松田選手が、最後まで踏み切り、そのまま押し切って堂々の逃げ切り優勝を飾りました。2着には7番車の樋口有樹郎選手、3着には③渡会選手が入り、中近ラインでの決着に。3連単は『1-7-3』でのゴールとなりました。
松田安綱選手、二場所連続の完全優勝、本当におめでとうございます!
次走も、さらなる完全優勝を果たし、特別昇級へ大きく前進できるよう、益々のご活躍を心より応援しております。

続きまして、9レースA級決勝を優勝した選手は・・・
群馬県 121期 小榑 佑弥 選手 でした!

レースを振り返ります。
号砲が鳴り、スタートを制したのは4番車の小榑佑弥選手でした。
そこから初手の並びは➀➃③⑦ ⑤②⑥という形でレースが進んでいきます。
動きが出たのは、残り2周の赤板前。5番車の山下祐輔選手が勢いよく踏み上げて先頭へと進出し、これに対して1番車の岡田亮太選手は無理に抵抗せず、いったん下がって態勢を整えました。その結果、両ラインの前後が入れ替わった状態で打鐘が鳴り響きます。
⑤山下選手が先頭でスピードを流している中、そのチャンスを逃さなかったのが①岡田選手でした。打鐘直後、鋭い加速で一気に前団へと襲いかかり、力強く先頭を奪い返します。この➀岡田選手のスピードが非常に良く伸びており、4番手にいた7番車の須賀和彦選手はその勢いに離れてしまいます。その空いた位置に⑤山下選手がうまく飛びつき、4番手を確保しました。
残り半周となっても、①岡田選手のペースは落ちず、先頭のまま最終4コーナーへ。そこから直線の勝負へと向かうと、しっかり番手に付いていた④小榑選手が冷静に差し脚を繰り出し、ゴール線を真っ先に駆け抜けました。2着には逃げ粘った①岡田選手、3着にはライン3番手から伸びた3番車の柿沼信也選手が入り、3連単『4-1-3』、関東ラインできれいに決着となりました。
余裕を持って差し切り優勝を飾った小榑佑弥選手、本当におめでとうございます!
次走でのさらなるご活躍も心より楽しみにしております。

次回の平塚競輪場の開催は、12月2日(初日)から12月4日(最終日)に行われる『DMM競輪杯[FⅡ]』です!
次回の開催はデイレースとなっており、日差しの下で繰り広げられるスピード感あふれる攻防を、存分にお楽しみいただけます。
さらに場内では、できたての美味しさが味わえる食堂売店のグルメや、思わず笑顔になれるさまざまなイベントも予定しており、レース観戦以外の楽しみも盛りだくさんです。ご家族やご友人と一緒に、一日中わくわくできる時間をお過ごしいただけること間違いありません。
ぜひこの機会に平塚競輪場へお越しください!
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
次回のイベントはコチラです。
この記事を書いた人

- 吉田輪太郎

