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BANKREPORT

湘南バンクポート

2024.08.20

『第67回オールスター競輪[GⅠ]』を終えて

8月13日から18日までの6日間にわたり、競輪界のトップ選手達が集結し、白熱したレースが繰り広げられました『第67回オールスター競輪[GⅠ]』ナイター開催が平塚競輪場で無事に終了し、多くのファンや関係者にとって忘れられない大会となりました。

特に印象的だったのは、ファン投票で選ばれた選手たちが出場する「ドリームレース」と「オリオン賞レース」です。これらのレースでは、選手たちの技術と戦略が光り、観客を魅了しました。ファンの熱い応援と歓声が場内に響き渡り、一体感が生まれました。

また、パリ五輪トラック代表選手たちの活躍も見逃せませんでした。彼らのスピードとパワーは圧巻で、未来の競輪界を担う若手選手たちの成長を感じさせるものでした。

 

平塚競輪場で開催されたオールスター競輪が終わり、今大会を振り返ると、多くの感慨が胸に押し寄せてきます。まず、選手たちが見せてくれた迫力あるレース展開は、まさに競輪の醍醐味を凝縮したものでした。各選手が自らの力を最大限に発揮し、持ち味を存分に活かしてゴールを目指す姿には、観客の心を揺さぶる何かがありました。

特に印象的だったのは、若手とベテランが互いに火花を散らし、競輪というスポーツの奥深さを改めて感じさせてくれた点です。若手選手の果敢なアタックや、ベテランの緻密なレース運びは、観る者を惹きつけ、最後まで目が離せない展開を作り出していました。競輪場全体が一体となり、興奮と期待が高まる中、選手たちはその期待に応えるように力強い走りを見せてくれました。

また、今回のオールスター競輪は、ただの競技だけでなく、お客様との絆を再確認する場でもあったと思います。平塚競輪場が持つ独特の雰囲気と、お客様の温かい応援が一体となり、選手たちのモチベーションをさらに高めたことでしょう。この『第67回オールスター競輪[GⅠ]』は大切なイベントとなり、共に熱い時間を共有できたのではないでしょうか?

終わってみれば、勝敗以上に、多くのドラマと感動が詰まった大会でした。各選手が競技にかける思いや努力、そしてファンの熱い応援がひとつになり、特別な瞬間を創り上げたと言えます。

 

 

女子オールスター競輪決勝戦が8月15日に行われ、優勝をしました選手は・・・

神奈川県 114期 佐藤水菜 選手でした!

号砲が鳴り、少し牽制気味なスタートから始まり並びが、

最終的に④ ⑦ ⑤ ② ① ③ ➅となりました。

打鐘で、それぞれの選手達が相手の動きを警戒してる中、5番手にいた1番車の佐藤水菜選手は、前と車間を切って仕掛けのタイミングをとっていると、3コーナーで7番手から6番車の坂口楓華選手が思い切って仕掛けてレースはペースアップしていき、合わせて先頭の2番手から7番車太田りゆ選手も発進していきました。⑥坂口選手に乗って仕掛けた①佐藤選手は、踏み合う2人の上を最終ホームであっさりとねじ伏せて先頭に躍り出ると

①佐藤選手の加速は、マークしていた3番車の日野未来選手が千切れてしまうほどでした。⑥坂口選手を内から突っ張り切った⑦太田選手が追い、①佐藤選手のスピードは落ちず、⑦太田選手に1車身半の差を付けて1着ゴールを決めました。2着には⑦太田選手がゴールして、3着には①佐藤選手からマークしていた③日野選手が入り、3連単1ー7ー3で決着が着きました。

 

パリ五輪から帰国した当日からレースを走り、3連勝で圧巻の完全優勝を飾った佐藤水菜選手、優勝おめでとうございます!

 

 

続きましては、「第67回オールスター競輪」(GⅠ・大阪・関西万博協賛)の最終日(18日)に決勝戦で優勝をした選手は・・・

大阪府 100期 古性優作 選手でした!

号砲で1番車の郡司浩平選手と、2番車の古性優作選手が飛び出し、スタート争いを制した近畿勢が前受けになり、⑦② ⑧① ⑨③④⑥ ⑤で周回中の並びが整いました。9番車の新山響平選手が赤板手前で上昇を開始して⑨新山選手に一瞬合わせて踏んだ7番車の窓場千加頼選手でしたが、2コーナーで車を下げて、北日本勢4車が打鐘できれいに前に出切りました。地元勢は7、8番手に置かれて、5番車の眞杉匠選手が最後方でレースの動きを伺っていました。一本棒の隊列で最終ホームを通過し、⑦窓場選手は2コーナーから自転車を持ち出し仕掛けていき、徐々に前団に接近していきました。⑦窓場選手は最終2センターで3番車の佐藤慎太郎選手のブロックをもらい、一瞬は失速したが、そこからさらに再加速して、逃げる⑨新山選手、追い込む③佐藤選手、捲る⑦窓場選手、その後ろの外から追い込む②古性選手の直線は横一線。最後に際どい勝負を制したのは、ゴール前で鋭く伸びた②古性選手でした。2着には同期の⑦窓場選手とのワンツー決着で、3着には先行をした⑨新山選手が粘り強く入り、3連単2-7-9で決着が着きました。

ファン投票1位での制覇は1999年の甲子園、神山雄一郎選手(栃木)以来、25年ぶりの快挙だそうです。

23年寛仁親王牌以来、通算7度目のG1制覇を成し遂げて、3年ぶり2回目のオールスターVを飾りました、古性優作選手、優勝おめでとうございます!

 

 

最終日において、平塚競輪場に集まった11,000人という多くのお客様の熱意と支え、そして総売り上げが154億円という見事な結果を生み出したことは、まさに選手達の努力と平塚競輪場の底力が発揮された証であると強く感じます。この成功は、選手一人ひとりが全力で挑んだレースの結果であり、選手達の絶え間ない努力と情熱がこの素晴らしい数字を引き寄せたのだと思います。

選手達が繰り広げた白熱したレースは、観客の心を捉え、会場全体に一体感を生み出しました。観る者を魅了するその走りは、ただの競技を超え、感動と興奮を提供するものでした。選手達が見せてくれたそのパフォーマンスがあってこそ、多くのファンが平塚競輪場に足を運び、その熱い応援が場内を包み込むことで、特別な空間が生まれました。

また、この結果は、平塚競輪場が持つ長い歴史と地域に根差した力強さをも証明するものです。競輪ファンのお客様が一丸となって支えてきた平塚競輪場の底力が、選手達の頑張りを後押しし、大会の成功に繋がったのだと感じます。

このような結果を生み出すことが出来たのは、選手の奮闘だけでなく、選手達を応援するお客様一人ひとりの存在があったからこそです。お客様の応援が、選手達にとって大きな力となり、そのエネルギーが平塚競輪場全体に広がり、最終的にこのような素晴らしい成果をもたらしたのだと思います。

今回の結果は、競輪というスポーツの魅力と可能性を再確認させてくれるものであり、平塚競輪場がこれからもさらに発展していくことを強く期待させるものです。この成功を胸に、今後もより多くの感動と興奮を提供できる場所として、平塚競輪場がさらなる高みを目指していくことを心から願っています。

 

次回、平塚競輪場の開催は8月31日から始まります『競輪アプリウィンチケット杯[FⅡ]』ミッドナイト開催です。ミッドナイト開催なので、お客様のご来場が叶わない状況ではございますが、ぜひご自宅やご都合の良い場所から熱いレースをお楽しみいただければと存じます。

暑い夜が続く中、涼しい場所でリラックスしながら、テレビやインターネット中継でレースをご観戦いただけるようになっております。次回のレースも見どころ満載で、選手たちの熱い戦いが繰り広げられること間違いありません。お手元のスマートフォンやタブレット、PCなどを通じて、リアルタイムでのレースの迫力を存分にご堪能ください。

季節の変わり目でございますので、どうぞお体には十分ご留意いただき、お元気でお過ごしくださいませ。

この記事を書いた人

  • 吉田輪太郎
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