2024.11.07
『湘南ダービー×HPCJCリンカイ!平塚ナナ杯[FⅠ]』を終えて
皆様、お疲れ様です。
コラムの担当をします、吉田輪太郎です。
宜しくお願い致します。
平塚競輪場では11月3日から11月5日までの3日間『湘南ダービー×HPCJCリンカイ!平塚ナナ杯[FⅠ]』ナイター開催が行われました。
競輪のレースだけでなく、イベントも会場全体が大変盛り上がりを見せました。競輪ファンにとっては、白熱したレース展開が続く中、選手たちの走りに一喜一憂し、興奮と緊張感が会場を包んでいました。しかし、それだけではありませんでした。競輪場内で様々なイベントが同時開催され、家族連れや友人同士で訪れる方々も多く、競輪初心者や地域の方々も楽しめる内容になっていました。
ステージイベントでは、ライブパフォーマンスやトークショーが行われ、観客の注目を集め、拍手と歓声が響き渡っていました。また、平塚競輪場内の食堂売店では、多くの人々が行列を作っており、平塚競輪場ならではの味覚を堪能できる絶好の機会となっていました。
さらに、レースの合間に家族や友人と和気あいあいと過ごす姿が印象的でした。まさに平塚競輪場全体が一つの大きなテーマパークのような雰囲気に包まれていました。最後まで活気に満ち、観客の笑顔があふれる素晴らしい開催となりました。
最終日には、注目の3つの決勝戦メインレースが行われ、平塚競輪場はさらなる熱気に包まれました。それぞれのレースには、各シリーズで勝ち上がってきた実力者たちが勢ぞろいし、緊張感と期待が会場中に広がりました。ファンは一瞬たりとも目が離せない展開に釘付けになり、応援の声や歓声が響き渡る中、選手たちは全力でペダルを踏み込み、その栄光を目指して力の限りを尽くしていました。
最初の10レース A級決勝戦で優勝をした選手は・・・
静岡県 111期 格清 洋介 選手でした!
レースを振り返ります。
号砲が鳴ると、1番車の格清洋介選手がスタートを取り、並びは ①② ⑦④ ⑤⑥③ で始まりました。
動きがあったのは赤板前。5番車の甲斐俊祐選手が前に動き、そのまま先頭に出ます。それまで先頭をキープしていた①格清選手は4番手に下がり、7番車の添田龍児選手と並走となりました。
打鐘のバック線に向かって、勢いよく⑦添田選手が前に出て先行態勢に入り、残り1周でさらにスピードを上げていきます。その動きを見ていた①格清選手も早めにペダルを踏み上げ、最終2コーナーで3番手までポジションを上げると、最終3コーナーで先頭に立ち、その勢いのまま他の選手たちを引き離して1着ゴールを決めました。
2着には、格清選手をしっかりマークしていた2番車の三浦翔大選手。そして3着には、先行勝負で粘りを見せた⑦添田選手が入り、3連単は 1-2-7 で決着しました。
1着でゴールを決めた格清選手は、これで見事9連勝を達成し、S級への特別昇級を果たしました。格清選手、優勝と昇級おめでとうございます!
続きましては、11レース Ⅼ級ガールズ決勝戦で優勝をした選手は・・・
神奈川県 114期 佐藤 水菜 選手でした!
号砲が鳴り、初手の並びは ⑦ ⑤ ① ② ③ ④ ⑥でスタートしました。
残り1周半の打鐘が鳴っても、各選手はお互いの動きを警戒し、スローペースで進行。残り1周に差し掛かったところで、先頭の7番車 加瀬加奈子選手が腹をくくって先行勝負に出ます。ここで一気にスピードが上がり、選手たちの本格的な勝負が始まりました。
3番手につけていた1番車の尾崎睦選手が最終1センターから先捲りを仕掛けると、同時に6番手から4番車の佐藤水菜選手も捲りに動き出し、捲り合戦が勃発しました。佐藤選手は前団を一気に飲み込み、後続の選手を5車身も引き離して見事に1着ゴールを決めました。
2着には、先捲りを仕掛けて佐藤選手を追いかけた①尾崎選手。そして3着には①尾崎選手をマークしていた2番車の鈴木彩夏選手が入り、3連単4-1-2で決着しました。
完全優勝を達成した佐藤水菜選手、優勝おめでとうございます!
最後に12レース S級決勝戦で優勝をした選手は・・・
佐賀県 89期 山田 英明 選手でした!
号砲が鳴り、3番車の山田英明選手がスタートを取り、九州ラインが前受けの態勢に入りました。初手の並びは ⑥⑦③ ② ①④⑤ で始まります。
赤板前の2センターから4コーナーを回るところで、5番手にいた1番車の北井佑季選手が前に動きますが、その動きに反応して6番車の青柳靖起選手が突っ張って対応。突っ張られた北井選手は再び5番手に戻り、態勢を整えました。
打鐘が鳴り、全力で先行勝負に出た6番車の青柳選手に対して、北井選手はなかなか仕掛けることができません。最終2コーナーから7番車の嘉永泰斗選手が番手発進し、レースのスピードがさらに上がります。①北井選手は、最終3コーナーで無理やり捲りを試みるものの、登り坂で2番車の志智俊夫選手に牽制されて外に浮き、失速してしまいました。
そして、ゴール前の直線で⑦嘉永選手と③の山田選手の勝負が繰り広げられ、③山田選手が⑦嘉永選手を差して見事に1着ゴールを決めました。2着には惜しくも差された⑦嘉永選手、そして単騎ながら冷静な位置取りで3着に入った②志智選手が入り、3連単 3-7-2 で決着しました。
ラインの力で見事1着を勝ち取った山田英明選手、優勝おめでとうございます!
次回の開催は、11月8日から11月11日までの4日間で行われる『湘南ダービー×HPCJCサテライト横浜カップ[FⅠ]』デイ開催になります!
次回の4日間開催では、通常の競輪とは異なるポイント制による勝ち上がり方式が採用されており、選手たちの走りがさらに見ごたえのあるものとなっています。各レースで選手が獲得するポイントが順位に直結し、日ごとに展開が大きく変わる可能性があるため、いつも以上にスリリングなレース展開が期待されます。
競輪ファンの皆様には、ポイント争いの行方や選手たちの駆け引きに注目していただき、最後まで目が離せない4日間をじっくりとご堪能いただければと思います。選手たちが日々順位をかけて挑む熱い戦いと、普段と異なる戦略やドラマが詰まった特別な競輪をぜひお楽しみください。
またイベントも沢山ありますので、皆様のご来場をお待ちしております!
イベント情報は コチラ です!
この記事を書いた人
- 吉田輪太郎