2025.04.04
『リンカイ!平塚ナナ杯[FⅠ]』を終えて
皆様、こんにちは!
今回もコラム担当させていただきます。
吉田輪太郎です。
よろしくお願いいたします。
もう四月に入りましたが、ここ数日は気温が思いのほか低く、肌寒い日が続いております。春本番を迎え、暖かさを感じられる季節になったかと思いきや、再び冷え込みが戻ってきたことで、服装選びに悩まれる方も多いのではないでしょうか?寒暖差の激しい時期ですので、体調を崩されませんよう、どうぞ暖かくしてお過ごしください。
そんな寒い中、平塚競輪場では4月1日から4月3日まで今年初の『リンカイ!平塚ナナ杯[FⅠ]』ナイター開催が行われました。
4月3日の最終日には2つの決勝戦がメインとしたレースが行われました。
まず初めに、11レースA級決勝戦で優勝をした選手は・・・
奈良県 93期 三谷 政史 選手でした。
号砲が鳴り、スタートを取ったのは1番車の太刀川一成選手でした。
並びは➀➃ ③ ② ⑥⑤ ⑦ で始まります。
レースが大きく動いたのは、残り1周半の打鐘のタイミングでした。勢いよく飛び出したのは6番車の原井剣也選手。果敢に主導権を奪いにいき、残り1周のホーム線ではさらにペースを上げ、堂々と先行勝負に挑みました。
前を取っていた1番車の太刀川一成選手は、単騎の2人の動きを冷静に見極めながら4番手を確保。そして、⑥原井選手との車間を意図的に開け、捲りの態勢を整えていきます。迎えた最終2コーナー、ついに➀太刀川選手がスパート。しかし、その動きを見逃さなかったのが、⑥原井選手の後ろにいた5番車の古川貴之選手。➀太刀川選手の捲りに併せる形で、番手捲りを仕掛けました。この鋭い動きにより、➀太刀川選手は後退してしまいます。
一方、その➀太刀川選手の番手で機を伺っていた4番車の出澤拓也選手が発進。そして、最後の直線を制したのは、単騎ながらも⑥原井選手の3番手で展開を見極めていた7番車の三谷政史選手でした!見事な立ち回りで1着ゴールを決め、完全優勝を達成。2着には⑤古川選手、3着には④出澤選手が入り、3連単は【7-5-4】で決着しました。
実に15年ぶりの優勝を完全優勝で果たした三谷政史選手、本当におめでとうございます!
続きましては、S級決勝戦で優勝をした選手は・・・
愛媛県 111期 松本 貴治 選手でした。
レースを振り返ります。
号砲が鳴り、スタート争いで2番車の菅田壱道選手がスタートを取りました。
そして、初手の並びが②⑤ ➀➃ ③⑦⑥ で始まります。
レースが動いたのは、残り2周の赤板前。3番車・太田海也選手がスッと上昇し、そのまま先頭へ。後方の選手たちをけん制しながら、しっかりと先行態勢を整えていきました。
残り1周になっても他のラインに動きはなく、③太田選手はペースをコントロールしながら徐々にスピードアップ。そして迎えた最終2コーナー、満を持して一気に加速!他の選手が動く隙を与えない堂々たる先行勝負に持ち込みました。
そして最終2センター、絶妙なタイミングで③太田選手の番手にいた7番車の松本貴治選手が車間を開け、直線勝負に持ち込みます。ゴール線目前で鋭く伸び、見事に③太田選手を差し切って1着でゴール!2着には懸命に逃げ粘った③太田選手、3着には③太田選手のライン3番手を守り抜いた6番車の塚本大樹選手が入り、レースは3連単【7-3-6】で決着しました。
通算12度目の優勝を果たした松本貴治選手、おめでとうございます!
次回の開催は4月7日から4月9日の『競輪アプリウィンチケット杯[FⅡ]』ミッドナイト開催になります。
『競輪アプリウィンチケット杯[FⅡ]』ミッドナイト開催に関しまして、レースは無観客での実施となりますので、ご来場が出来ません。お客様には直接ご観戦いただけないことを心よりお詫び申し上げます。
なお、レースの模様はオンラインライブ配信や専用の視聴サービスを通じてご覧いただけます。ご自宅からでもレースの迫力や興奮をお楽しみいただけるよう、スタッフ一同全力でお届けいたしますので、ぜひオンライン観戦にてご声援をお願いいたします。
この記事を書いた人
- 吉田輪太郎