閉じる

BANKREPORT

湘南バンクポート

2025.08.18

『チャリロト杯[FⅡ]』を終えて

皆様、こんにちは!
コラムの担当をします、吉田輪太郎です。
宜しくお願い致します。

 

平塚競輪場では8月15日(金)~8月17日(日)の3日間、『チャリロト杯[FⅡ]』モーニング開催が行われました。

ここ数日は、日中の気温が再び高くなり、夏のような暑さが戻ってまいりました。朝夕は比較的過ごしやすいものの、日差しの強い時間帯は汗ばむほどで、適度に体調管理には気を配る必要がありましたね。

そして、8月17日に平塚競輪場で行われたモーニング競輪の最終日、チャレンジ決勝戦の7レースに出場した丸山留依選手(静岡・127期)が完全優勝を飾り、3場所連続完全優勝でA級2班へ特別昇班を決めました。

 

それではレースを振り返ります。

号砲が鳴り、スタートを制したのは2番車の成海大聖選手。

初手の並びは ②⑥ ➀⑤ ⑦③ ④ で幕を開けました。

動きがあったのは赤板手前。5番手から仕掛けたのは7番車の丸山留依選手。これに対し、前受けの②成海選手は突っ張って主導権を譲らず。⑦丸山選手はいったん体勢を整えるため下げますが、ここで単騎4番車の増成富夫選手が果敢に先頭へ躍り出ます。そして、打鐘過ぎから一気にカマして主導権を奪取。軽快なペースで後続を突き放しにかかります。

しかし、最終ホームから勝負どころ。6番手に構えていた⑦丸山選手が一気に仕掛けます。②成海選手が必死の牽制を見せるも、力強く加速した⑦丸山選手がそれを乗り越え、最終2センターで④増成選手を捕らえると、そのまま圧巻のスピードで独走態勢。後続選手に大差をつけて堂々の1着ゴールを駆け抜けました。

2着には、⑦丸山選手に捲られながらも果敢に食らいついた②成海選手。そして3着には、②成海選手の後位で冷静に脚を溜めていた6番車の永田隼一選手が入り、3連単「7-2-6」で決着が着きました。

なお、今回の優勝で丸山留依選手は127期で早期卒業生の市田龍生都選手(福井)以来2人目となる特別昇班を達成。

デビューから評判通りの強さを見せつけ、完全優勝での昇班を果たしました。丸山選手、本当におめでとうございます!

 

 

 

次回の開催平塚競輪場では9月7日(日)~9月9日(月)の3日間、『湘南しらす丸八丸杯[FⅠ]』ナイター開催が行われます。

湘南の夜を鮮やかに彩る平塚競輪場ナイターの『湘南しらす丸八丸杯[FⅠ]』。日中の暑さも和らぎ、潮風が心地よく吹き抜ける時間帯にスタートするレースは、昼間とはひと味違うドラマを生み出します。ライトに照らされたバンクは幻想的に輝き、選手たちが繰り広げる迫力あるスピード勝負は、観る人の心を一瞬で掴んで離しません。

ナイターの魅力は、ただレースを楽しむだけにとどまりません。仕事帰りや学校帰りにふらりと立ち寄れる気軽さ、そして競輪場ならではの美味しいグルメやイベントが、観戦のひとときをさらに充実させてくれます。

熱々のご当地グルメを片手にレースを見守れば、仲間や家族との会話も自然と弾み、観戦の時間がまるで夏祭りのように華やぎます。

また、平塚競輪場は湘南エリアという立地も魅力のひとつ。海風を感じながら観戦できる環境は全国的にも珍しく、夜空とライトアップが織りなす非日常的な雰囲気は、日常の疲れを忘れさせてくれる特別な体験となります。加えて、アクセスの良さもポイント。都心からの交通の便も良いため、休日はもちろん、平日の夜に気軽に訪れるファンも少なくありません。

「昼間は忙しいけれど、夜ならちょっと出かけられる」──そんな方にこそ、ナイター競輪はおすすめです。レースの緊張感や選手たちの気迫を肌で感じつつ、湘南の夜にしか味わえない時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

  • 吉田輪太郎
リンクバナー開く