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BANKREPORT

湘南バンクポート

2025.06.24

『篠崎愛オッズパーク杯[FⅠ]』を終えて

皆様、こんにちは!
コラムの担当をします、吉田輪太郎です。
宜しくお願い致します!

平塚競輪場では6月21日から6月23日までの3日間、『篠崎愛オッズパーク杯[FⅠ]』ナイター開催が行われました。

そして、6月23日の最終日には3つの決勝戦がメインとしたレースが行われました。

まず、初めの決勝戦は10レースA級決勝戦で優勝をした選手は・・・

千葉県 90期 田中 晴基 選手でした!

レースを振り返ります。

号砲が鳴り、スタートを取ったのは1番車の関根健太郎選手からの、

⑦➀⑤④⑥ ② ③ で始まります。

白熱の攻防が繰り広げられたレースは、残り2周の赤板から大きく動き出しました。後方の位置に構えていた3番車の佐々木吉徳選手が、一気に加速して主導権を奪取。そのまま誘導員を退避させ、力強く先頭に立ちます。勢いそのままに打鐘を迎えると、③佐々木選手の後ろには、巧みにポジションを取った7番車の小川達也選手が続き、車間をじわじわと詰めていきます。

そして迎えた最終2コーナー、⑦小川選手が満を持して捲りに出ますが、そのスピードは思うように伸びず、やや勢いを欠いた動きになりました。その様子を冷静に見極めていた1番車の関根選手が、絶妙なタイミングで番手発進。⑦小川選手の外を捲って主導権を奪い返すかのような鋭い動きを見せました。

一方、後方でじっくりと脚を溜めていた2番車の荒川達郎選手も、満を持して捲りを開始。驚異的な加速で一気に前団を脅かしますが、最終2センターで5番車の田中晴基選手のブロックに遭い、やや失速。それでも最後まで力強く伸びていきます。

勝負は最後の直線へ。➀関根選手が粘る中、巧みなブロックと勝負強さを見せた⑤田中選手が、鋭く差し切って堂々の1着ゴール。2着には➀関根選手、そして3着には②荒川選手が入り、決着は「5-1-2」の3連単で幕を閉じました。

鋭い判断力と勝負どころでの強さが光った田中晴基選手、見事な優勝おめでとうございます!

 

 

続きましては、11レースⅬ級ガールズ決勝戦で優勝をした選手は・・・

新潟県 102期 加瀬 加奈子 選手でした!

レースの幕が上がると、まずスタートを取りに出たのは5番車の河内桜雪選手。そこからの駆け引きを経て、最終的に誘導員の直後につけたのは、経験豊富な2番車の加瀬加奈子選手でした。

落ち着いた立ち上がりを見せる中、打鐘と同時にレースが大きく動き始めます。果敢に仕掛けたのは、1番車の畠山ひすい選手。2センター付近で一気に前に出ると、そこに反応したのが3番車の伊藤優里選手。➀畠山選手を交わし、先頭へと踊り出ます。そしてそのままペースを上げて主導権を握り、先行態勢を築いていきました。

しかし、勝負は最終2コーナーからが本番。先頭を行く③伊藤選手に対し、➀畠山選手をはじめ、②加瀬選手、そして6番車の高木佑真選手が一斉に捲りを仕掛けます。各選手の思いが交錯する中、最終2センターで力強く伸びた②加瀬選手が、鋭く③伊藤選手をとらえ、先頭へ。勢いそのままに直線を駆け抜け、見事1着でゴールラインを駆け抜けました。

2着には、外から懸命に脚を伸ばした⑥高木選手、そして3着には序盤から積極的に動いた➀畠山選手が入り、決着は「2-6-1」の3連単。熱戦を制したのは、巧みな判断と抜群のタイミングでレースを動かした②加瀬選手でした。

加瀬加奈子選手、堂々たる優勝おめでとうございます!

 

最後に12レースS級決勝戦で決勝戦で優勝をした選手は・・・

東京都 117期 鈴木 玄人 選手でした!

号砲が鳴り、1番車の嶋津拓弥選手がスタートを取りました。

並びが ⑤➀ ② ⑥⑦③ ④ になりました。

残り2周の赤板周回、じわりと動きを見せたのは6番車の南潤選手。後方から勢いよく前に出て、主導権を握る姿勢を見せると、それに呼応するように、5番車の鈴木玄人選手は2番手まで車を下げながらも、7番車の岡本総選手と並走の形で位置取りに入ります。

やがてレースは打鐘のタイミングを迎え、ここで一気に飛び出したのが4番車の片岡迪之選手。集団の前に立ち、一瞬の緊張感が高まる中、⑥南選手も再びペースを上げ、2センターからホームにかけて先頭を狙う動きを見せました。

そんな中で、⑤鈴木選手は冷静に3番手を確保。ここからが勝負どころとなります。最終1センター、満を持して捲りを放った⑤鈴木選手が一気に加速し、外を回って強烈に前へ。これに反応して、少し車間が空きながらも1番車の嶋津選手が必死に追走を図ります。

最終バック線で先頭に立った⑤鈴木選手は、そのままの勢いを維持して直線コースへ。最後の追い込みで猛然と迫ったのは⑦岡本選手。⑤鈴木選手の動きに合わせてコースを切り替え、ゴール前では1/4車輪差まで迫る接戦となりましたが、逃げ切ったのは⑤鈴木玄人選手! 堂々の1着フィニッシュを決めました。

2着には⑦岡本選手、そして3着には⑦岡本選手の後方からじっくりと脚を溜めていた3番車の川口公太朗選手が入り、決着は「5-7-3」の3連単。

そして何よりも特筆すべきは、鈴木玄人選手がこの一戦で S級初優勝を「完全優勝」で成し遂げたという快挙! その冷静な立ち回りと、最後の爆発力はまさに圧巻でした。

鈴木玄人選手、S級初V・完全優勝、本当におめでとうございます!

 

いよいよ夏本番となる7月、平塚競輪場では07/28(初日)~07/30(最終日)の『競輪アプリウィンチケット杯[FⅡ]』ミッドナイト競輪が開催されます。日中の厳しい暑さを避け、涼やかな夜風を感じながらお楽しみいただけるこのミッドナイト開催は、夏ならではの醍醐味を味わえる特別なひとときとなっております。

ミッドナイト競輪の最大の魅力は、なんといってもその静寂の中に響き渡る緊張感とスピード感あふれるレース。無観客で行われる分、選手たちの気迫やレースの駆け引きが一層際立ち、画面越しでも手に汗握る展開が次々と繰り広げられます。また、7月の夜は心地よい気温となる日が多く、夜更けにじっくりと観戦するにはぴったりの季節です。

さらに、ミッドナイト競輪はすべてのレースがネット投票・配信限定で展開されており、スマートフォンやパソコンがあればどこからでも気軽に参加・観戦が可能です。ご自宅でのんびりとリラックスしながら、ドリンク片手にレースを楽しむも良し、お風呂上がりのひとときに白熱の勝負に胸を躍らせるも良し、日常の夜時間を、ほんの少し特別なものに変えてくれる、それが平塚ミッドナイト競輪の魅力です。

ぜひ、皆様のご視聴お待ちしております。

この記事を書いた人

  • 吉田輪太郎
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