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BANKREPORT

湘南バンクポート

2025.03.04

『湘南ローズカップ戸川杯、篠崎愛オッズパーク杯[FⅠ]』を終えて

皆様、こんにちは!

今回もコラムを担当させていただきます、吉田輪太郎です。

どうぞよろしくお願いいたします。

さて、平塚競輪場では3月1日から3月3日までの3日間、『湘南ローズカップ戸川杯、篠崎愛オッズパーク杯[FⅠ]』が開催されました。

初日と2日目は、まるで春本番を思わせるような陽気に恵まれ、Tシャツ1枚でも過ごせるほどの暖かさでした。しかし、最終日になると天候が一変し、まさかの冷たいみぞれが降るほどの寒さに見舞われました。

私自身、急激な寒暖差と花粉の影響もあり、体調を崩してしまいそうになりましたが、皆様はいかがだったでしょうか? 特にこの時期は気温の変化が激しく、体調管理が難しい季節でもあります。花粉症に悩まされている方も多いかと思いますので、無理をせず、十分にご自愛ください。

最終日には、このシリーズの締めくくりとなる3つの決勝戦がメインとなるレースが行われました。選手たちは厳しい寒さの中でも一切気を緩めることなく、全力でレースに挑みました。

『湘南ローズカップ戸川杯、篠崎愛オッズパーク杯[FⅠ]』の決勝戦では、どのレースも白熱した展開となり、観客の皆様を大いに魅了しました。冷たいみぞれが降るほどの気象条件にもかかわらず、選手たちはその寒さをものともせず、持てる力を存分に発揮。スピード感あふれる走りや、ゴール前での熾烈な争いが繰り広げられ、最後の最後まで目が離せない展開となりました。

会場に足を運ばれたファンの皆様も、寒さを忘れるほどの熱いレースに夢中になったのではないでしょうか。選手たちの懸命な走りと、それを支える多くの方々の情熱が合わさり、素晴らしい決勝戦となったことと思います。

 

まず、最初の決勝戦、10レースのA級決勝戦で優勝をした選手は・・・

宮城県 119期 木村 佑来 選手でした!

打鐘が鳴ると同時に、7番車の木村佑来選手が果敢にスタートを取りに行き、レースの主導権を握りました。初手の並びは、前から ➆① ➃③➅ ⑤② という隊列で進んでいきます。

しかし、残り2周となる赤板前から、5番車の松下綾馬選手が後方から鋭いダッシュで飛び出し、一気に先頭を奪いにかかります。その動きを見逃さなかった⑦木村選手は、すかさず番手に飛びつき、2番車の高井流星選手と並走状態に。両者の激しい競り合いが繰り広げられる中、最終1コーナーでは⑦木村選手が競り勝ち、絶好のポジションを確保しました。

そして、最終2コーナーでは4番車の佐山寛明選手が捲りに動くと、それに合わせる形で⑦木村選手が番手発進。勢いよく踏み込んだ⑦木村選手のスピードは抜群で、⑦木村選手をマークしていた1番車の成清貴之選手が離れてしまい、⑦木村選手の後ろには④佐山選手が飛び込む展開に。

最後の直線勝負では、⑦木村選手がしっかりと踏み直しを決め、1着でゴール! 2着には④佐山選手、3着には6番車の佐藤亙選手が入り、3連単7-4-6 という結果で決着しました。

見事、今年3度目の優勝を果たした木村佑来選手、おめでとうございます!

 

 

続きましては、11レース L級ガールズ決勝で優勝をした選手は・・・

埼玉県 112期 太田 りゆ 選手 でした!

初手の並びが ⑦ ③ ① ② ➃ ⑤ ⑥ で始まります。

打鐘が鳴り響く中、レースは依然として静かな展開のまま、残り1周のホームストレッチへと突入しました。そのタイミングで、果敢にも2番手の位置から仕掛けたのは3番車の竹野百香選手でした。➂竹野選手は思い切ったスパートを駆けて一気に前へと出て、先行勝負に挑みます。

しかし、最終1センターに差し掛かったところで、後方5番手に位置していた4番車の太田りう選手が捲り勝負を仕掛けます。④太田選手の加速は素早く、鋭いスピードで前方の選手たちを捉えにかかりました。この動きを察知した1番車の尾崎睦選手も、先に仕掛けて捲り勝負を決めようと試みましたが、④太田選手の勢いがそれを上回ります。圧巻のスピードで他の選手を抜き去ると、そのままの勢いでゴールラインを駆け抜け、見事1着でフィニッシュしました。

続いて、最後まで粘り強く食らいついた地元の①尾崎選手が2着に入り、序盤から積極的な仕掛けを見せた➂竹野選手は、逃げ粘りながらも3着でのゴールとなりました。結果、3連単は4-1-3という決着となりました。

今回のレースを制し、見事に完全優勝を果たした太田りゆ選手、おめでとうございます!

 

 

最後に12レースS級決勝戦で優勝をした選手は・・・

神奈川県 99期 和田 真久留 選手 でした!

 

号砲が鳴り響くと同時に、激しいスタート争いが繰り広げられ、その中で素早く前を取り、主導権を握ったのは1番車の松井宏佑選手でした。各選手がそれぞれのポジションを探る中、初手の並びは ①⑤ ③➅ ④ ⑦② という隊列でレースが進みます。

最初にレースが動いたのは、残り2周の赤板過ぎでした。7番車の坂井洋選手が果敢に動き、先頭の①松井選手を抑えにかかります。これに対し、松井選手は3番車の松岡辰泰選手と並走しながら、レースの展開を冷静に見極める姿勢を取りました。

打鐘のタイミングで、3番車の松岡選手が一気に踏み込み、前方へとポジションを上げていきます。これにより、⑦坂井選手は中団の位置を確保。一方で、後方6番手まで下がっていた①松井選手は、ライバルたちの動きをしっかりと見定めていました。

そして、ついに勝負どころ。先行勝負を決断した➂松岡選手が踏み込んだ瞬間、①松井選手も一気に加速し、カマシ気味に仕掛けていきます。最終2コーナーでは、その爆発的なスピードで一気に先頭へと躍り出ました。

ラストの直線勝負では、①松井選手の番手でしっかりとマークしていた5番車の和田真久留選手が鋭い差し脚を見せ、ゴール直前で松井選手をかわして1着でフィニッシュ。2着には、果敢な仕掛けで早めに捲りを決めた①松井選手が入り、3着には6番車の久島尚樹選手が食い込み、結果は 3連単「5-1-6」 で決着しました。

地元ホームバンクで堂々の4度目の優勝を果たした 和田真久留選手、おめでとうございます!

 

次回の開催は3月10日から3月12日までの3日間、『競輪アプリウィンチケット杯[FⅡ]』ミッドナイト開催になります。

『競輪アプリウィンチケット杯[FⅡ]』ミッドナイト開催に関しまして、レースは無観客での実施となりますので、ご来場が出来ません。お客様には直接ご観戦いただけないことを心よりお詫び申し上げます。

なお、レースの模様はオンラインライブ配信や専用の視聴サービスを通じてご覧いただけます。ご自宅からでもレースの迫力や興奮をお楽しみいただけるよう、スタッフ一同全力でお届けいたしますので、ぜひオンライン観戦にてご声援をお願いいたします。

 

この記事を書いた人

  • 吉田輪太郎
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