2024.10.28
『多摩川電気杯[FⅡ]』を終えて
皆様、こんにちは!
吉田輪太郎です。
今回もコラムの担当をさせていただきます。
宜しくお願い致します。
10月25日から27日にかけて、平塚競輪場で『多摩川電気杯[FⅡ]』のナイター開催が行われました。日が暮れると気温が下がり、肌寒さを感じるほどの秋の夜の空気が漂いましたが、その涼しさに負けないほど、選手たちの熱い戦いが繰り広げられました。
夜の競輪は、日中とは異なる魅力があり、照明に照らされたトラックが選手たちの躍動感を一層引き立てます。観客たちはひんやりとした空気の中で、迫力あるレースに息をのむ瞬間が続き、最後まで目が離せない展開に引き込まれました。
10月27日の最終日、平塚競輪場で行われた『多摩川電気杯[FⅡ]』は、3つの決勝戦をメインとした特別なレースで幕を閉じました。この日を待ちわびた観客たちは、冷え込みが感じられる秋の夜空の下、それぞれの決勝戦に熱い視線を送っていたと思います。
まず初めに、10レースA級チャレンジ決勝戦で優勝をした選手は・・・
栃木県 125期 福田 稔希 選手でした。
続きましては、11レースⅬ級ガールズ決勝戦で優勝をした選手は・・・
埼玉県 116期 藤田 まりあ 選手でした。
レースの号砲が鳴り響くと、スタートダッシュを決めたのは5番車の當銘直美選手でした。序盤の並びは、⑤ ④ ② ① ③ ➅ ⑦ と順に続き、安定した位置取りが展開されました。
やがて打鐘が鳴り、誘導員が退避したものの、動き出す選手はいませんでした。先頭に位置する⑤當銘選手はペースを落としながら主導権を握り、レースを静かにコントロールしていきます。しかし、最終の2センターを回ったあたりで6番車の藤田まりあ選手が満を持して仕掛け、⑤當銘選手と激しい先頭争いが勃発しました。最終バックストレッチでは、➅藤田選手が⑤當銘選手を捉え、そのまま先頭をキープし、ゴールまで駆け抜けて見事1着を勝ち取りました。
続く2着には、後方から最終2コーナーの大外を回り、大胆な捲りを決めた1番車の大浦彩瑛選手が入りました。そして3着には、冷静にレースを進めつつ脚を溜めていた4番車の那須萌美選手が入り、3連単は「6-1-4」での決着となりました。
前回の平塚競輪場で優勝しており、相性の良さを証明するかのように今回も見事な勝利を収めた藤田まりあ選手。平塚競輪場でのさらなる活躍が期待されます。藤田まりあ選手、優勝おめでとうございます!
最後に12レースA級決勝戦で優勝をした選手は・・・
栃木県 117期 上川 直紀 選手でした!
初手の並びは、②➆⑤ ①③ ➅④が位置する形でスタートしました。
残り2周の赤板前に動きが見られ、6番車の多田晃紀選手が積極的に前に出ようと試みます。しかし、2番車の岡田亮太選手が力強く突っ張り、⑥多田選手の前進を封じ、彼を再び初手の6番手に戻します。打鐘が鳴ると、②岡田選手は他のラインに隙を見せないようにと睨みを利かせながらスピードを上げ、先行態勢を維持しました。
最終の2コーナーから、4番手にいた1番車の能代谷元選手が捲りを仕掛けます。最終の3コーナーでは7番車の上川直紀選手の横に並びかけるものの、そこで脚が尽きてしまい、⑦上川選手が先頭を守る形に。そのまま直線に入り、②岡田選手の後ろにつけていた⑦上川選手が満を持して追い込み、見事1着でゴールを決めました。
続いて2着には、①能代谷選手の番手から抜け出した3番車の松岡孔明選手が入り、3着には逃げ切りを図って粘りを見せた②岡田選手が入り、3連単は「7-3-2」での決着となりました。
今期初優勝を果たした上川直紀選手、おめでとうございます!
次回の平塚競輪場の開催は11/04(初日)~11/06(最終日)からの『湘南ダービー×平塚ナナ杯[FⅠ]』ナイター開催になります!こちらの方もレースに色々なイベントなど、楽しめると思いますので皆様のご来場お待ちしております!
この記事を書いた人
- 吉田輪太郎