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BANKREPORT

湘南バンクポート

2024.05.13

『スピードチャンネル・スカパー杯[FⅡ]』を終えて

皆様、こんにちは!

吉田輪太郎です。

5月10日から5月12日までの3日間、平塚競輪場で『スピードチャンネル・スカパー杯[FⅡ]』ナイター開催が行われました。

また、『スピードチャンネル・スカパー杯[FⅡ]』ナイター開催のレースプログラムでは新人125、126期の「ルーキーシリーズ2024」がありました。

競輪の新人選手の戦いは、競輪界にとって非常に興味深いものです。新人選手達は経験も浅い中で、プロの世界で自らの才能を証明しようと奮闘しています。同期選手達との戦いの中で、技術や戦術を磨き、自己成長を目指しています。

ルーキーシリーズなどの新人戦は、新たな才能が台頭し、将来を担う有望な選手を発掘する場でもあります。若手選手たちは、その場での結果だけでなく、将来の成長への布石を打つ大きな舞台として、精一杯の力を尽くしています。

新人選手同士の戦いは、単なる競技のスポーツマンシップだけでなく、情熱、そして未知の可能性に対する期待と希望が詰まったものでもあります。観客やファンは、彼らの奮闘と成長を温かく見守り、応援していきましょう。そして、その過程で競輪界に新たな輝きをもたらす選手たちの誕生を目撃する事が出来ると思います。

ただ単に勝敗のみではなく、新人選手の成長と情熱が詰まった物語であり、その物語は競輪ファンや競技界全体にとって、非常に感動的であり、そして魅力的なものとなっています。

 

また、A級1.2班選手の戦いでは、時間とともに積み重ねてきた経験と知識、そして精神力が交錯する壮絶なドラマです。長年にわたって競輪界で活躍し、数々のレースや大会で戦い、数々の困難や挑戦を乗り越えてきました。彼らの姿勢や技術は、まさにその経験と努力の賜物であり、競技の中で培われた熟練度が光ります。

ベテラン選手達は、若手選手達との戦いで、その豊富な経験を生かして戦術を駆使し、的確な判断力と冷静さを見せます。彼らは単なるレースでの競走だけでなく、相手を読み解き、状況に応じた戦略を練り、瞬時の判断で最善のプレーを実行します。

その一方で、ベテラン選手達は歳月の重みや体力の衰えとの闘いも抱えています。彼らは常に自身の限界との戦いを続け、競輪への情熱を持ち続ける姿勢は、多くの人々に感動を与えます。

競輪のベテラン選手達の戦いは、単なる競技のみならず、生きることの魂を感じさせるものでもあります。彼らの挑戦と奮闘、そしてその中で見せる勇気と粘り強さは、人々に希望と勇気を与え、競輪界における尊敬と称賛を集めているでしょう。

 

 

そんな、10R A級決勝戦で優勝をした選手は・・・

 

静岡県 96期 落合 達彦 選手でした!

 

それではレースを振り返ります。

号砲が鳴り、スタートの並びが

②⑥ ③① ➃ ⑦⑤ から始まります。

レースの動きが始まったのは、残り2周から7番車の小松原正登選手が前に出ると、その動きに4番車の伊勢崎彰大選手がついていきました。⑦小松原選手がペースで走っている上を3番車の伊藤成紀選手が前に叩いていき、打鐘を迎えます。

打鐘と共に後方から2番車の吉武信太朗選手が前を抑えにいって、③伊藤選手が6番車の多田晃紀選手をどかして、2番手の位置を確保しました。

最終バック線から5番手にいた⑦小松原選手が捲りで仕掛けていき、最終4コーナー過ぎの直線で先頭に並びかけましたが、1番車の落合達彦選手が直線勝負を勝ち取り、1着ゴールを決めました。2着には捲り追い込みでスピードが伸びた⑦小松原選手が入り、3着には道中で巧みな位置取りをした③伊藤選手の1-7-3で決着が着きました。

今年、初優勝決めた落合達彦選手、優勝おめでとうございます!

 

 

続きましては、11R L級ガールズ新人決勝で優勝をした選手は・・・

 

福井県 126期 仲澤 春香 選手 でした!

 

初手の並びが

  ⑦

⑤ ① ② ⑥ ④ ③ ➅ から始まります。

 

2周回目第4コーナーを過ぎて、2番手の並走だった1番車の仲澤春香選手が1車下がって3番手にひきました。

打鐘周回2コーナーから4番車の中島瞳選手が動いていき、7番手にいた6番車の伊藤優里選手も主導権を取りに動きます。打鐘が鳴り、2番手から7番車の磯村光舞選手が前に出て⑥伊藤選手に飛びつきを狙いました。しかし、⑥伊藤選手の番手を確保したのは5番車の大浦彩瑛選手でした。⑥伊藤選手が先行勝負しにいきましたが、2コーナーから捲ってきた①仲澤選手が交わし、グングンとスピードを加速していきました。その動きに⑤大浦選手が切り替えていき、①仲澤選手を追いかけていきました。スピードが加速した①仲澤選手は後続選手じわじわと離していき、そのまま1着ゴールを決めました。2着には①仲澤選手を追いかけた、⑤大浦選手が入り、3着にはシビアな位置取りをしていた④中島選手が入りました。

在所成績1位、卒業記念レースを優勝していて、デビューからわずか2戦目で早くも優勝を収め、その貫禄ある走りで強烈な印象を残した仲澤春香選手、優勝おめでとうございます!

 

 

最後に12レース、A級男子新人戦決勝で優勝をした選手は・・・

 

埼玉県 125期 森田 一郎 選手でした。

 

初手の並びが⑤① ③② ⑥ ⑦ ④ から始まりました。

 

残り2周過ぎても誘導選手を残して牽制していて、レースの動きがあったのは打鐘前に4番車の阿部英斗選手が一気に加速し、後続選手を引き離して先行勝負していきました。このまま④阿部選手の逃げ切り優勝かと思われましたが、卒業記念レースを優勝をしている3番車の森田一郎選手が2コーナーから仕掛けていき、最終4コーナーで④阿部選手に追いつき、そのまま一気に抜き去り、後続選手を4車身も引き離して、上がりタイムを10.9で1着を決めました。2着には③森田選手をマークしていた2番車の中島淳選手が入り、3着には先行した④阿部選手の3-2-4で決着が着きました。

デビュー戦で完全優勝を果たした森田一郎選手、優勝おめでとうございます!

 

 

平塚競輪場で3日間、通して行われた『スピードチャンネル・スカパー杯[FⅡ]』ナイター開催の   

新人選手の競走では、勢いや若さが冴え全力で走り、目標に向かって突き進みました。一方で、ベテラン選手の競走では、経験と知恵が光りました。選手達の慎重かつ戦略的に走り、最後の瞬間に力強いスプリントを見せてもらいました。

どちらの競走も見どころ満載でした。最後のゴールまで、一歩も譲らずに争い、感動と興奮を与えられた思います。

7月19日から7月21日までの3日間、次回の平塚競輪場開催も次回もお楽しみにして下さい!

この記事を書いた人

  • 吉田輪太郎
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